長寿科学研究に関する情報を提供し、明るく活力ある長寿社会の実現に貢献します。

令和6年度 長生きを喜べる長寿社会実現研究支援の公募

図:長生きを喜べる長寿社会実現研究支援の提案公募のご案内チラシの画像
提案公募のご案内(PDF:2.8MB)(新しいウインドウが開きます)

更新情報

  • 2023年4月28日:令和6年度 長生きを喜べる長寿社会実現研究支援の公募を公開しました。
  • 2023年5月31日:公募説明会(オンライン)を6月8日(木)と6月20日(火)に実施します。公募説明会にご参加をご希望の方はGoogleフォームからお申込みください。
  • 2023年6月7日:令和5年採択プロジェクトの概要について公開しました。
  • 2023年6月12日:6月8日に開催した公募説明会の議事録(PDF)をFAQに公開しました。
  • 2023年6月23日:6月20日に開催した公募説明会の議事録(PDF)をFAQに公開しました。
  • 2023年7月3日:提案書提出フォーム(Googleフォーム)を公開しました。応募方法をご覧のうえ皆様からのご提案お待ちしております。
  • 2023年12月14日:令和6年度審査結果について公開しました。

公募要領

 公募要領について以下のPDFをダウンロードしてご確認ください。

令和6年度 長寿科学研究者支援事業 「長生きを喜べる長寿社会実現研究支援」公募要領(PDF:1,521KB)(新しいウインドウが開きます)

公募説明会について

 公募説明会では公募内容の説明と質疑応答をライブ配信にて行います。参加を希望される方は以下の登録フォームからお申込みください。

令和6年度 長生きを喜べる長寿社会実現研究支援 公募説明会申込み(Googleフォーム)

公募概要

 公益財団法人長寿科学振興財団(以下「当財団」という)は、平成元年(1989年)設立から「明るく活力ある長寿社会」を構築するために、長寿科学研究に携わる研究者への助成事業を通じ長寿科学を振興し、人々の健康と福祉の増進に貢献してまいりました。設立から30数年が経ち、医療技術の発展、社会保障制度の整備、生活に関わるいろいろな技術の革新などにより、今や我が国の男性の平均寿命は81.64歳、女性は87.74歳となりました。いわゆる「人生100年時代」が現実化しつつあります。

 一方、高齢化には、人体心身諸機能の低下は生物学的に必然であり、さらに高齢者特有の疾患の発生と共に自立不全に陥ることも避けられません。また、介護など大きな課題がのしかかっています。他方、我が国の敗戦後の急激な高度経済成長による都市部への人口集中に伴う家族制度の崩壊や地方経済の衰退、ライフスタイルの変化による少子化、そして生産労働人口減少など長寿社会を支えていくためには逆行する種々の現象が台頭してきました。

 したがって、現代の高齢者には経済、健康、孤独の側面から生ずる3つの大きな不安要因があるとされています。長寿社会に随伴するこれらの難題にいかに対応するか喫緊の問題です。さらに最近では、生きる意義や目標、生きがい、ウェルビーイングなど人間にとって最も基本的な課題もクローズアップしてきました。様々な問題を抱えた長寿社会のあり方をどうすればよいのか、どうしたら安心で、快適な生活を享受し、心豊かな長生きを喜べる長寿社会を構築できるのか。それには社会構造とそれを構成する各個人レベルの両面からのアプローチが必要であり、そのためには、純然たる基礎的なものから、社会全般に係る応用科学に至るまで多岐にわたり、人文科学、自然科学的両面からのバランスのとれた総合知、すなわち「長寿科学」が求められます。

 このような難題を抱えた長寿社会のなか、長寿科学には人生100年時代においてひとりひとりが最期まで生きがいのある心豊かな人生を送るために今まで以上に具体的で効果があるアクションが求められています。そこで当財団は令和元年(2019年)度に新しいビジョンとして「長生きを喜べる長寿社会の実現~生きがいのある高齢者を増やす~」を掲げ、長生きを喜べる・生きがいのある人生とするための課題解決となる研究開発・社会実装を行い、政策提言に向けた事業をすすめることといたしました。

 そこで、長生きを喜べる長寿社会実現研究支援(以下「本事業」という。」を令和4年(2022年)度から開始しました。本事業は主課題を達成するため、課題解決になる実用的な方法の研究開発から本格的な社会実装まで取り組める課題解決型のプロジェクト(以下「プロジェクト」という。)を採択し、支援します。

 本事業は当財団と専門家および有識者等で構成される審査評価委員会(以下「審査評価委員会」という)が、審査・採択を行います。また、評価や助言等を通じ、プロジェクトを実施する者等と伴走しながら目標達成を目指します。そのため、本事業はプロジェクトの社会実装と成果を確実にするため、「4つの分類」を設け、いずれかのステージから開始する提案を公募し、毎年度およびステージ毎の評価・審査を行います。

本動画は令和6年度長生きを喜べる長寿社会実現研究支援の公募の内容および申請方法について解説しています。

本事業の主課題とキーワード

 主課題を実現するための課題解決となる以下のキーワードを組み合わせてプロジェクトを提案してください。

主課題

長生きを喜べる長寿社会の実現~生きがいのある高齢者を増やす~

キーワード
  1. 高齢者のQOL・生きがい・健康・活力のエンパワメント
  2. 弱っても安心して活き活き過ごせるまちづくり
  3. 認知機能が低下しても個人の尊厳を尊重した普段の生活における様々な意思決定支援
  4. 高齢者にやさしいテクノロジー・デジタル技術の開発・実装

スケジュール

 公募のスケジュールは以下の表を予定しております。公募説明会では公募内容の説明と質疑応答を行います。公募説明会の参加申込について公募要領の項目をご覧ください。

項目期間
公募説明会(オンライン)
  • 6月8日(木)13時30分から14時30分
  • 6月20日(火)10時30分から11時30分
提案受付期間 7月3日(月)~7月31日(月)17時まで
一次審査(書面審査)

9月29日(金)
※結果の通知は10月中旬(予定)

二次審査(プレゼンテーション審査)

10月30日(月)10時から12時
※結果の通知は11月中旬(予定)

最終審査 11月27日(月)13時から15時
採択内定 12月中旬ごろ(予定)
契約に係る手続き等 採択内定後~令和6年2月上旬まで(予定)
契約締結・プロジェクト開始 令和6年4月1日(予定)

※審査結果についてはプロジェクトリーダーにメールと文書郵送にて通知いたします。

助成期間と助成金について

 以下の「4つの分類」を設け、多様な段階から開始するプロジェクトを支援します。プロジェクトは毎年継続の審査があり、確実に社会実装し、持続可能な事業化を重視したプロジェクトを求めています。提案時には、AからDの分類の中でプロジェクトを開始する段階を選択してください。

  • A:探索研究 年間上限1,000万円×最長2年
    • 課題解決方法のアイデアの実現性・実用化・事業化が可能かどうか検証を目的とする
  • B:実装研究 年間上限3,000万円×最長3年
    • 開発された課題解決方法を実験的に実装・検証を進め、事業化の確立および本事業展開を見据えて準備を進めることを目的とする
  • C:社会実装 年間上限3,000万円(助成率は総事業費の3分の1まで)×最長3年
    • 事業を本格的に進め、持続可能な仕組みの確立を目的とする
  • D:展開 年間上限2,000万円(助成率は総事業費の10分の1まで)×最長2年
    • 持続可能な事業の仕組みが確立し、全国展開・新規事業創出につながることを目的とする

 「C:社会実装」および「D:展開」においては、当財団の助成金以外からの所定の規模の資金導入を求めます。

採択件数

 令和6年度は以下の審査・選定の観点を考慮し、0件~2件程度採択します。なお、希望助成金額の多寡は審査に影響しません。

審査・選定の観点

 審査評価委員会が以下の観点を考慮して審査・選定します。

1.社会的インパクトがあるか
  • (1)⽬標は主課題およびキーワードに関連性があるか
  • (2)⼤きな成果が期待できるか
  • (3)⽬標は測定可能か
  • (4)提案内容は具体的に構想・計画されているか
  • (5)従来技術の延⻑ではなく、技術を融合しているか
2.持続可能かつ実効性があるか
  • (1)開発する課題解決⽅法を活⽤する対象者のニーズがあるか
  • (2)対象者に⾃発的な⾏動変容を促す仕組みがあるか
  • (3)データ等の証拠に基づいているか
  • (4)⼈権や環境に配慮にしているか
  • (5)持続可能性はあるか
  • (6)費⽤は妥当であるか
  • (7)⽬標達成に必要な資源(⼈・物・⾦・情報)があるか
  • (8)⽬標達成に向けた期限付きのマイルストーンを設けているか
3.学際的であるか

高齢者と高齢社会全般に関わる諸課題を研究し、実践的に解決する学術分野である老年学・長寿科学と複数の学術分野を融合し、複数の団体等が連携した社会実装を見据えた多様性のあるプロジェクトチームであるか

上記以外にCおよびDの分類からの提案に対し追加して考慮する観点
  • (1)課題解決⽅法が完成しているか
  • (2)事業を展開する団体があるか
  • (3)当財団の助成⾦以外からの資⾦導⼊が実現しているか

審査の流れ

 当財団と審査評価委員会が⼀次審査(書類審査)、⼆次審査(プレゼンテーション審査)、最終審査を⾏います。また、提案内容によっては審査評価委員会の委員とは別の審査委員の協⼒を得ることもあります。

⼀次審査(書類審査)

 提案書が審査・選考の観点を満たしているかどうか当財団および審査評価委員会が審査します。

⼆次審査(プレゼンテーション審査)

 ⼀次審査により選定されたプロジェクトリーダーとプロジェクトマネージャがプレゼンテーションを⾏います。また、当財団および審査評価委員会との質疑応答を⾏います。

最終審査

 ⼆次審査により選定されたプロジェクトリーダーが⼆次審査時に付された条件等を満たすことができるかどうかを確認します。条件等が満たすことができることを双⽅合意できた場合のみ採択内定とします。

応募要件

 応募要件は以下の1.~4.です。

1.提案者

  1. 提案者であるプロジェクトリーダー(以下「プロジェクトリーダー」という)が、国内の団体(大学、民間企業、地方自治体、社団・財団法人、シンクタンク、NPO等)に所属し、当該団体においてプロジェクトを実施する体制(以下「プロジェクトチーム」という)を組成すること
  2. 研究倫理教育に関するプログラムを予め修了していること
  3. 国内・海外における社会課題解決のための研究・事業等の実績や見識を有する者であること
  4. プロジェクトチームの責任者として、全体の管理に責務を負うことができる者であること
  5. 応募に際して所属する団体の長の承諾を得ていること
  6. 以下の2点を誓約できること
    • 「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン(平成26年8月26日文部科学省大臣決定)」の内容を理解し遵守すること
    • 提案するプロジェクトが採択された場合、プロジェクトリーダーおよびプロジェクトに参加する者は、活動等における不正行為ならびに財団が助成する助成金の不正使用をしないこと

2.プロジェクトチーム

  1. 高齢者と高齢社会全般に関わる諸課題を研究し、実践的に解決する学術分野である老年学・長寿科学と複数の学術分野を融合し、複数の団体等が連携した社会実装を見据えた多様性のあるプロジェクトチームを組成すること
  2. プロジェクトリーダーのもとにプロジェクトマネージャ(プロジェクトリーダーの補佐、プロジェクトの運営管理、事務手続き等責任役)を最低1名、経理責任者(経理実務経験3年以上程度)1名を配置すること
  3. 一般市民との双方向のコミュニケーションを生み出す機能を有すること
  4. 性別・年齢・国籍など、多様な人材の採用に配慮すること
  5. 若手研究者の育成も見据えたチーム編成や、海外での学会発表等の機会の創出に配慮すること

3.共同プロジェクトグループ

  1. プロジェクトチームのほか、プロジェクトリーダーの構想を実現する上で必要な場合は、プロジェクトリーダーが所属する団体内あるいは他の団体等に所属する者等からなるグループ(共同プロジェクトグループ)の設置が可能です。また、プロジェクトリーダーから助成金の配分をうけることができます。
  2. 共同プロジェクトグループを代表する者は「共同プロジェクトグループ代表者」として参画していただきます

4.プロジェクト協力者

 プロジェクト協力者とは、プロジェクトリーダーの構想を実現する上でプロジェクトチームや共同プロジェクトグループを構成する者以外の有識者等から助言や支援等を行う者です。なお、プロジェクトリーダーから助成金の配分を受けることはできません。

応募方法について

 本事業への応募は当財団が指定する提案書様式にて作成した提案書⼀式を指定の⽅法にて提出してください。なお、「A︓探索研究」および「B︓実装研究」の提案書の様式と、「C︓社会実装」および「D︓展開」の提案書の様式は異なります。プロジェクトを開始する分類に応じた提案書の様式を利⽤してください。指定の提案書の様式は以下からダウンロードしてください。

 また、提案書の作成にあたり、本公募要領を踏まえ各提案書様式に記載している⻘字の記⼊留意事項に従ってください。専⾨的になりすぎず平易な表現で、できるだけ客観的にかつ適切な⽂量で記述するよう⼼掛けてください。

「A︓探索研究」「B︓実装研究」の提案様式

  • (様式1)プロジェクト提案書
  • (別添資料)ビジネスモデルキャンバス
  • (様式2)プロジェクトスケジュール計画書
  • (様式3-1)資⾦執⾏概算計画書
  • (様式3-2)資⾦導⼊計画書
  • (様式4) プロジェクト体制計画書

A:探索研究・B:実装研究の提案様式一式ダウンロード(zip:332KB)

「C︓社会実装」「D︓展開」の提案様式

  • (様式1-CD)プロジェクト提案書
  • (別添資料)ビジネスモデルキャンバス
  • (様式2-CD)プロジェクトスケジュール計画書
  • (様式3-1-CD)資⾦執⾏概算計画書
  • (様式3-2-CD)資⾦導⼊計画書
  • (様式4-CD) プロジェクト体制計画書

C:社会実装・D:展開の提案様式一式ダウンロード(zip:333KB)

提案書提出方法

 必要事項が記載された各提案書を一つのPDFファイルにまとめ、指定の提案書提出ページにてアップロードしてください。なお、PDFファイルの容量は最大10MBです。また、紙媒体(郵送、宅急便、持ち込み)及び電子メールによる受付けはできませんので、ご留意ください。なお、提案書提出ページはGoogleフォームを使用するためGoogleアカウントが必要となります。あらかじめアカウントの作成をお願いいたします。

令和6年度 長生きを喜べる長寿社会実現研究 提案書提出ページ(外部サイト:Googleフォーム)(新しいウインドウが開きます)

 提案書提出ページの入力項目は以下の通りです(※は必須項目です)。

  • 提案者(プロジェクトリーダー)の情報
    1. 提案者(プロジェクトリーダー)のお名前※
    2. メールアドレス※
    3. 電話番号※
    4. 所属団体名※
    5. 所属団体のホームページ等のアドレス※
    6. 所属団体の分類※
  • プロジェクトについて
    1. プロジェクト名※
    2. キーワード※
    3. 開始する分類※
    4. 提案書類のアップロード(PDFのみ)※
    5. 審査評価委員会との利害関係について※
    6. 応募要件について※
    7. 所属団体の長による提案の承認について※
    8. 特記事項
  • プロジェクトマネージャの情報
    1. プロジェクトマネージャのお名前※
    2. プロジェクトマネージャのメールアドレス※
    3. プロジェクトマネージャの所属団体名・部署・役職※
  • 経理責任者の情報
    1. 経理責任者のお名前※
    2. 経理責任者のメールアドレス※
    3. 経理責任者の所属団体名・部署・役職※

事務処理要領

 本事業における事務処理要領については以下のPDFをご確認ください。事務処理に係る様式は採択後にご案内します。

長寿科学研究者支援事業事務処理要領(PDF:409KB)(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)

お問合せ

 本事業の内容や、提案書の作成・提出に関する手続きなどに関するお問合せについてはお問合せページにて受け付けます。

 なお、お問合せページに投稿された内容はメールにて回答します。また、類似のお問合せ等に対する回答は当財団が発行するメールマガジンでお知らせするとともに公募要領掲載ページにおいてFAQを公開します。

担当窓口

公益財団法人長寿科学振興財団 事業推進課(担当:久野・山口・寳來)

お問合せページ

 本公募内容についてのお問合せは以下のページからお願いいたします。

お問合せページ(Googleフォーム)(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)

  • お問合せページの回答は投稿日から5営業日を目途に回答します
  • お問合せ内容によっては回答にお時間を頂く場合がございます

FAQについて

 昨年度の本公募に関する FAQ を以下のページにまとめておりますので参考ください。今後、新たな質問がありましたら随時更新いたします。

長生きを喜べる長寿社会実現研究支援に関するFAQ

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